会社ぐるみでダイエット推進

千葉銀行で、会社ぐるみでダイエットを行っているという記事を見た。
何でも100人規模の参加者で初めているという。ダイエットは、中年になると誰もが一度は考えるのではないだろうか。
挑戦しては挫折をするという繰り返し、それでも前に進んでいればいいのだが、すぐに自分を甘やかしてしまう。
こんなことをいった人がいる。それは人間の本当のとして、助けあう精神と競いあう精神がある・・・と。
今回の会社ぐるみのダイエットは正にこれをうまく利用したものである。
各人の情報を参加者全員で共有・・・正に助けあう本能と競い合う本能を融合化させたものである。
この支援策は「腹八分目プログラム」と呼ばれているそうである。
参加者は、毎週活動報告書なるモノを提出し、体重や消費カロリーなどを時系列にデータ化していくのである。
よく、記録ダイエットというものがあるが、正に、毎日のように体重や食べるモノに気を遣うとそれ自体がダイエットになるとも言われている。
会社という事もあり、きちんと栄養士のサポートもある。これは、ありがたい。
ポイントは、参加者同士の情報共有である。
他の人に効果があれば、そうか!ということになり、負けてはいられないと競争心が出たりするし、進んでいない人には、援助の手を差し伸べるなど助け合いの精神も生まれる。
行内では、標語をつくったりしてダイエットを意識づけしている。
この標語の内容、「ちょっと待て、その一口が デブのもと」だそうである。 何とも、うっ!と思ってしまう言葉だが、意志の弱いリバウンダーにとっては、ありがたい一言なのかもしれない。
当然だが、ダイエットに関する情報発信も行っているようである。
会社ぐるみというのは、煩わしい面もあるのだろが、此処では、それほど強要することもなく、本人の自由に任せているようである。
その実、活動報告はすべての人が出しているわけでも無いようだ。正に太陽政策のような支援体制のようである。
組織の中では、ややもすると、方針に同調しないのはとあるが、今回は希望者を集っての運用なのでそんな心配も無用なのかもしれない。
この支援策の申し込みに100名募集のところ220人の申し込みがあったというから、関心の高さがうかがえる。
また、さすが会社という側面も見える。 いわゆる、成績優秀者は表彰をするというものだ。人知れずの苦労が報われるというものである。
頑張った人にはそれなりのリターン・・・正に会社のマネジメントである。

(2012/11/29 日経産業新聞より引用)